【疲れ目・眼精疲労に効く!】おすすめの市販目薬3選!薬剤師ナカショウが徹底解説!
疲れ目や眼精疲労に効くおすすめ目薬の話
ドラッグストアに行ってみると、目薬の種類が多すぎて、どれを選んでいいのか分からないこともあります。
市販の目薬って200種類以上あんねん!
ということで
今日は疲れ目に効く目薬についてお話しします!
疲れ目に効く目薬覚えておいてね〜
1.疲れ目と眼精疲労の原因とは?
眼精疲労とは目の使いすぎによって、目だけではなく全身にも疲れを感じる状態のことを指します。
眼精疲労の主な原因として
- スマホ眼精疲労
- 眼精疲労の大きな原因「VDT症候群」
→PCなどのディスプレイを長時間見続けることで起こるもの - 合わないメガネ、コンタクトレンズ、老眼などの矯正不良
- ドライアイ
- 全身や心の疾患が隠れている場合
等があります。
いくら目薬をさしてもずっと合わないメガネを使っていたら根本は解消されないので、原因がどれかを突き止め対処することが重要になります。
2. 市販薬の目薬の選び方
まず、目薬を選ぶ際に注意すべきポイントが3つあります。
① 血管収縮剤が入っていない目薬を選ぶ
市販の目薬には血管収縮剤が入っているものが結構あります。血管収縮剤は目を一時的に白くして、充血を引かせる効果がありますが、薬の効果が切れると充血が再び起こることがあったり、長期間の使用で充血を逆に悪化させてしまうこともあります。
『1時的に人と会う時にどうしても』、『何かの撮影があって引かせたい』とかの場合だと良いですが、眼精疲労の症状を改善するために探している場合は特に必要のない成分だと思います。
② 防腐剤含まれていない目薬を選ぶ
防腐剤は目薬の開封後の保管に役立ちますが、目の表面に若干なりとも作用するためドライアイの状態の時は防腐剤がないものを選ぶ方が目の負担は多少なりとも軽減されます。絶対的な基準ではないのでない方が負担は少ないよくらいに覚えておいてください。
病院の目薬にも防腐剤は入ってることが多いですが、防腐剤が入っていると必然的にコンタクトの上から使えない目薬になるので使い勝手は悪くなります。
市販の目薬だと防腐剤が入っていなくても企業努力で長持ちさせるように作られているものも多いのでそういった商品をおすすめします!
③ コンタクト装着時に使用できるか確認する
コンタクトレンズ使用者用と通常用で別れている目薬もあるのでコンタクト使用者は目薬の表示をよく見るようにしてください。ハードコンタクトのみや、カラコンのみ不可な目薬もあるので注意が必要です。
防腐剤が入っているとコンタクトレンズそのものを変質させてしまうことがあったり、コンタクトレンズに吸着してそれが目に長時間触れることで角膜に障害を与える可能性があります。
3. 薬剤師おすすめの目薬
それでは、薬剤師がおすすめする目薬を3つご紹介します。これらの目薬は、疲れ目や眼精疲労の症状に対応したもので、防腐剤や血管収縮剤が入っていないものを今回紹介しています!
自分に合ったものを選ぶ際の参考にしてください。
① ソフトサンティアひとみストレッチ
コンタクトの使用可否:ソフト、ハードは可能
カラコン不可
血管収縮剤:なし
防腐剤:なし
特徴:疲れ目改善成分とビタミンのみのシンプルな製品。マイルドな差し心地で、疲労回復に効果的。ソフトサンティアシリーズは余計なものが入っていないので、おすすめする薬剤師や医師も多い。ただ、防腐剤が入っていない分使用期限が短いのは難点。
おすすめの人:コンタクトを装着しながらパソコンやスマホを使う人
② マイティアCLビタクリアクール
コンタクトの使用可否:ソフト、ハードのコンタクトレンズ装着時に使用可(カラーコンタクト×)
血管収縮剤:なし
防腐剤:なし
特徴:クールと名前に入っている通り、この目薬はメントールが入っているので爽快感はあります。
クール系のものは目に対して刺激になるのであまりよくないと言われていたのですが、メントールが涙の分泌を促進する効果もあると言われている意見もありここに関してはメリットとデメリットがどちらが大きいかはよくわからないです。
③ ロートCキューブプレミアムクリア
コンタクトの使用可否;全てのコンタクト可能
血管収縮剤:なし
防腐剤:なし
特徴:紹介した中では一番値段は高いですが、成分が1番多く入っています。先ほど紹介した商品との違いは、角膜の傷を修復するビタミンAや補助的な成分も充実しているところです。
フリーアングルノズルという、どんな角度からでもさしやすい目薬です。
カラコン使用時にも使えるので使い勝手が良いです。
4. 眼精疲労の予防方法
目薬だけでなく、日常生活でできる眼精疲労の予防方法もあります。長時間の画面作業やデジタルデバイスの使用が多い現代の生活では、以下のポイントを意識することが大切です。
- 瞬きを意識的にする:
→画面を見る間、こまめに瞬きをして目を潤すことが重要です。 - 画面の明るさを調整する
→ 画面の明るさを部屋の明るさに合わせて調整し、目の疲れを軽減します。携帯にはナイトモードとか夜になると画面の色を暖色に切り替えてくれる機能があるので有効活用してください。 - ディスプレイまでの距離を保つ:
→画面までの距離を50~60㎝に保ち、目に優しい状態を保つことが大切です。 - 20-20-20ルールを実践する
→ 20分に1回、20秒間、約6m離れたところを見ることで、目の休息を取ることができます。時間や距離ではなく、近くを見続けないことがポイントです。
5. 目薬の正しい使い方
以下は目薬の正しい使い方のポイントです。
目薬を使用した後に薬液が口の中まできて苦味を感じる人も多いと思います。目頭をしっかり抑えて口に薬液が垂れるのを防いでください。
- 手をよく洗う: 目を触る前に手をよく洗い、清潔な状態を保ちましょう。
- 鏡を使う: 鏡を使って正確に目に点眼しましょう。
- 目をしっかり閉じる: 目薬を点眼した後、数秒間目を閉じておきましょう。これにより目薬がしっかりとまぶたに行き渡ります。また、目をぱちぱちすると目から鼻に薬液を押し出してしまい苦味を感じやすくなるので、目をぱちぱちせずに目頭を抑えて1分間くらい目を閉じる方が良いです。
過去に動画も撮影しているので参考にしてね!
6.よくある Q&A
Q1. 目薬は何滴まで点眼しても良いですか?
1回に1滴を目に点眼するのが適切です。多くの滴を点眼すると、余分な液があふれて瞼が荒れたり、赤くなったりする原因になります。
また、1滴の分量は約0.05mlで、まぶたが保持できる量は約0.03mlです。
何滴も点眼しても目から溢れるだけで効果は変わりません。
今回は眼精疲労に対しての市販のおすすめの目薬を紹介しました!
この記事を参考に、自分の症状やニーズに合った目薬を選んでみてください!
スマホ眼精疲労で眼鏡確定になってしまいました(T_T)
結果、お薬を購入する以前の予防方法も書いてあり、ためになりました。今後の生活に取り入れたいと思います。
ありがとうございます