ナカショウおすすめの現場で使えるOTC本
『今日のOTC薬』
『今日のOTC薬』が
全面リニューアルしました!
【現場で真に使える書籍】として改訂されており、OTC薬販売現場はもちろん、調剤薬局にもおすすめできる内容になっています。
今回はそのおすすめポイントを紹介します。
Contents
- 『今日のOTC薬』の特徴
- 「現場でざっくり」活用法
- 「もっと詳しく」活用法
- 調剤薬局にもおすすめの理由
- まとめ
『今日のOTC薬』の特徴
①現場でざっくり
現場での対応に役立つ
【トリアージの判断チャート】
【ぱっと見OTC薬 】を掲載
②もっと詳しく
自己学習に活用できる
【各項目の解説、図解 】
【小児や妊婦・授乳婦のOTC薬 】
【主なOTC薬ブランド解説】 を掲載
現場で急いで情報を調べる時はもちろん、時間があるときにじっくり勉強する際にも使える構成になっています!
登録販売者も薬剤師も使える内容なので、ぜひ手に取ってみてください!
「現場でざっくり」活用法
①「トリアージ判断チャート」
Point
受診勧奨するべき基準
患者背景からの成分チェック
がわかりやすい
患者対応はスピードが求められますが抜け目なく対応したいですよね🤔
このチャートに沿って考えることで、焦ることなく順序立てて考えられるからとっても役立ちます!
受診勧奨するべき基準がわかりやすい
胃部不快感の場合どんな症状なら受診勧奨すべきでしょうか?思い浮かびますか?
OTC販売現場では患者さんの訴えから的確なトリアージを行って、受診勧奨が必要かどうかを判断する能力が求められます💪
受診勧奨するべきか、OTCで対応できるのか、その場合は適切なOTCはどれなのか🤔
なんとなくは紹介はできても自信を持って説明できる人は少ないと思います。
そこでこの本の「トリアージ判断チャート」を頭の中に浮かべたり、実際に確認することで自信を持って必要な情報を患者さんに伝えられます👌
「OTCはNG!」の欄を見れば、受診勧奨すべき症状の訴えや患者背景が一目瞭然
「OTCで対応可」の欄でOTCで緩和できる症状を確認
ここでOTC薬で対応できるか否かすぐにわかります!
「もっと詳しく」確認したい場合は
解説ページもチェック🔍
「こんな症状や訴えの方には医療機関の受診を勧める!」を見れば具体的にどういう疾患の可能性があるのか、なぜ受診勧奨すべきかがわかります
患者背景からの成分チェックがわかりやすい
前立腺肥大の患者さん、抗菌薬を飲んでいる人…どんな成分を避けるべきでしょうか?
症状に対して適切な成分がわかっても、それがその患者さんに選択できるかどうかの判断ができなければOTC薬を選べません🙅
ここでは小児、授乳婦、高齢者、アレルギー歴、病歴、使用薬剤、嗜好品、職業・生活習慣と、様々な患者背景において避けるべき成分などを順を追って考えられます
さらに製品名も記載されているから、スピードの求められる現場で使いやすいのもおすすめポイントです👌
②「ぱっと見!OTC薬」
Point
「トリアージ判断チャート」から適切な成分が分かれば
「ぱっと見!OTC薬」で選ぶ商品が分かる!
含有成分やシリーズの違いも一目瞭然
薬局で働いてて患者さんからOTCの話をされてもすぐに対応ができる✨本で示せるから患者さんからの信用度も上がります🤩
「もっと詳しく」活用法
Point
臨床知識
患者の背景に基づいた成分の選び方
がそれぞれ詳しく解説されている
「トリアージ判断チャート」や「ぱっと見!OTC薬」を使った現場での思考の流れをより詳しく学ぶことができるので、
現場での患者対応を振り返る際にも役立ちますし、少しずつ学ぶことで現場の予習にもなりますよ💁🏻♂️
現場で経験するほとんどの症例が載ってるから、販売することの多い分野とか自分の苦手なところから学ぶのもいいですね。
①解説ページ
✔️「冒頭ポイント」で要点をチェック
✔️「最近のOTC薬の動向」でここ数年のトレンドを把握
✔️参考になるガイドライン名も記載されてるから、もっと深く勉強したい人はこれもチェック
✔️「症状と選ぶ成分」でOTC薬が適応となる症状、受診勧奨となる症状が明確にわかる。症状や患者背景ごとの選ぶ成分、選んではいけない成分も解説されています👌
✔️「成分のオーバービュー」では成分の概要をチェック
この中でも特におすすめなのが、
この本オリジナルの薬理作用の図!
この図は今回の改訂で新しく加わりました。
どの成分がどう作用するか、覚えにくいメカニズムがかわいいイラストになっているから、とてもわかりやすい!
症状の原因やメカニズム、各成分の薬理作用の全体像を把握できます😄
ちなみにこのキャラクターは大場座カンタ。
名前の由来はOverTheCounter。よく見るとメガネの形が「OTC」。か、かわいい…
②便覧ページ
よく使われるOTC薬の成分、含有量が一目瞭然!
✔️含まれている成分にどんな作用があるかわかる
✔️使用禁忌薬のほか、添付文書の
「してはいけないこと」「相談すること」の確認にも便利
【1類】【2類】などリスク区分も書いてあるから、登録販売者は2類や3類から勉強を進めるのもおすすめです🧐
こんな人におすすめ!
OTC販売薬剤師
「受診勧奨すべきか迷うときがある😭」
現場でざっくり「トリアージ判断チャート」でOTC薬での対応可否をチェック
もっと詳しく「こんな症状や訴えの方には医療機関の受診を勧める!」で状態毎の適切な薬を深く学ぶ
登録販売者
「お薬手帳を見て避けるべきOTC薬を考えるのが難しい😭」
現場でざっくり「トリアージ判断チャート」で患者背景からの成分チェック
もっと詳しく「“患者背景”による選ぶ成分・選んではならない成分」を深く学ぶ
など活用方法は様々🧐
そして…
調剤薬局薬剤師にもおすすめの理由
✔️求められる健康サポート機能
2016年4月からスタートした「健康サポート薬局」では処方箋調剤に加えて健康サポートに必要な専門知識を持った薬剤師が相談に応じることになっています
相談内容によって受診勧奨をしたり、OTC薬の適切な商品選びを行うことが求めらます
さらに2024年度の調剤報酬改訂では、地域支援体制加算の算定要件に「健康サポート薬局と同様の48薬効群のOTCの取り扱い」が追加されました!
厚生労働省「患者のための薬局ビジョン」
つまりOTC薬を適切に選択できるような
供給機能や助言の体制、
健康相談受付、
受診勧奨・医療機関紹介が
調剤薬局にも求められる時代になっています!
この調剤報酬改訂に合わせてOTC薬を配置した薬局も多いのでは?
これまでの医療用医薬品だけでなくOTC薬や適切な受診勧奨の知識が求められる今こそ『今日のOTC薬』はおすすめです。
処方箋監査や服薬指導への応用
「トリアージ判断チャート」 や「臨床知識の各論解説ページ」で症状に対する成分の選び方が学べるから、医師の処方意図を考えたり処方箋監査に活用できます👌
例えば高血圧の患者さんが風邪で受診された!注意すべき咳止め成分は?
生活上の注意点やアドバイスも記載されているから服薬指導にも使えます
「ぱっと見!OTC薬」も患者さんがOTC薬を併用していた場合の飲み合わせチェックに使えますね。
まとめ
『今日のOTC薬』は
・現場での対応に役立つ 「現場でざっくり」
・自己学習に活用できる「もっと詳しく」
の2部構成でかなり使えます
1.患者対応が正確に&スピーディーにできる!
専門知識が増えることで自信を持って患者対応ができるようになります👌
患者さんとのコミュニケーションがうまくできなかったり、適切なOTCの選択ができない人の理由の一つに知識不足があると思います。
日頃から「トリアージの判断チャート」や「解説ページ」を見ておくことで、
全てを覚えていなくても「あそこに書いてあったな!😲」と思い浮かべばさっと確認することができます📖
日々の患者対応で自信を持って
スピーディーに
情報提供やOTC薬の選択ができるようになります!
2.成長が実感できる!
自信を持って患者対応ができるようになると自分の成長を実感することができます👌
「症状の何に注意すれば良かったっけ」
「高血圧の患者さんにダメな成分はなんだったかな」
と戸惑っていたことが、
この本で勉強することでひとつずつ解消されていきます📖!
成長できていることが実感できるし、
仕事に対するモチベーションも向上しますよ!
3.キャリアアップ!
専門性やスキルが向上すると、昇進のチャンスが増えてキャリアアップに繋がります👌
例えば研修担当で店舗の垣根を越えた仕事をしたり、地域で他店舗や他職種と関わる機会ができたり、店長・薬局長・グループ長として運営や経営に関わったり、
新しいフィールドへステップアップする
チャンスを掴めます!🔥
ドラッグストアや調剤薬局の
薬剤師、登録販売者
皆さんにおすすめの一冊です!
自分用にも買ってもいいし、職場に一冊あっても活用できます。ぜひ手にとってみてください!
【南江堂HP】書籍の詳しい情報はこちらにもあります
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